【創業秘話】じいちゃんは破天荒すぎた!? 菊谷組が「土建屋」になった理由が、漫画みたいにヤバかった話。
- tamaeyamato
- 6 日前
- 読了時間: 4分

「地域を守るために立ち上がった」「崇高な理念のもとに創業した」……そんな立派な話を聞くと、ちょっとお腹いっぱいになりませんか?
徳島の土木会社・菊谷組(きくたにぐみ)の創業ストーリーは、そんな教科書的な話とは真逆です。 今回は、専務の菊谷さんに「ぶっちゃけ、なんでこの会社できたんですか?」と直撃してみました!
返ってきた答えは、予想の斜め上を行くものでした。
インタビュアー: 専務、今日は菊谷組のルーツについて聞かせてください!やっぱり創業者は、地域のために熱い志を持ってこの会社を立ち上げたんですか?
菊谷専務: あー、全然違いますね(即答)。 創業者は僕の「ひいじいちゃん」なんですけど、この人がもう、めちゃくちゃ破天荒な人だったんですよ。
インタビュアー: 破天荒?(笑)
菊谷専務: そう。昭和初期の話ですけど、婿養子として菊谷家に入ってきまして。 聞いた話だと、その頃の菊谷家って結構なお金持ちだったらしいんです。でも、ひいじいちゃんがその財産を全部使い切っちゃったらしくて。
インタビュアー: 全部ですか!? それはまた豪快な……。
菊谷専務: おかげで僕は貧乏な家庭で育ちました(笑)。 ひいじいちゃん、とにかくじっとしてられない性格だったみたいで。うどん屋をやってみたり、馬車で木材を運ぶ運送業をやったり……思いつきで色んな商売に手を出しては潰し、やっては潰しを繰り返してたんです。
インタビュアー: 今で言う「起業家」ですね! かっこいいじゃないですか。
菊谷専務: いやいや、当時はただの「ちょび髭のヤンチャな爺さん」ですよ。仕事もあんまり好きじゃなかったらしいですし(笑)。
インタビュアー: うどん屋に馬車……。本当に手当たり次第ですね。 でも、そこからどうやって今の「土木業」にたどり着いたんですか? やっぱり、「これからはインフラ整備の時代だ!」みたいな先見の明があったとか?
菊谷専務: それも違うんです。 いろいろ手を出した事業の残骸を確認してみたら……。
インタビュアー: 確認してみたら?
菊谷専務: 「土建屋」だけが、たまたま残ってたんです。
インタビュアー: えええーーーっ!? 成功したから残ったんじゃなくて、「それしか残らなかった」んですか!?
菊谷専務: そうそう(笑)。 「うどん屋」も「馬車」もダメになって、最後に手元に残ってたのが土木の許可だけだった。 だから、「よし、土木で世界を変えるぞ!」なんて気持ちは1ミリもなくて、「これがあるから、とりあえずやるか」みたいな。完全に消去法です。
インタビュアー: 衝撃の事実……! じゃあ、今の菊谷組があるのは、ひいおじいちゃんの情熱のおかげじゃなくて、「たまたま」なんですね。(笑)
菊谷専務: ほんまに「たまたま」です。 だから今でも、近所のお年寄りに会うと「お前のじいちゃん、あの角でうどん屋やっとったな~」とか言われますもん。「土建屋の菊谷さん」じゃなくて、「何やってるか分からん菊谷さん」だったんでしょうね。
インタビュアー: 歴史がリアルすぎる(笑)。 でも、そんなあやふやな状態で、よくここまで続きましたね?
菊谷専務: そこはね、僕の親父(現社長)のおかげです。 親父も最初は大阪の化学工場で働いてたんですけど、戻ってくることになって。 「土木やるなら勉強せなあかん」って、上司に言われて学校に通い直して、そこから真面目に会社を継いだんです。じいちゃんが残した「種」を、親父が必死に「木」にした感じですね。
インタビュアー: 破天荒なひいおじいちゃんが「たまたま」残して、お父さんが育てて、今は専務が支えている……。 なんだか、すごいドラマですね。
菊谷専務: ドラマというか、成り行きですけどね(笑)。 僕自身も、大阪でガス工事の仕事をしてたんですけど、結婚や子育てのタイミングで「徳島帰るか~」って戻ってきただけですし。 「絶対にこれを成し遂げたい!」みたいな強い夢があったわけじゃないんです。
インタビュアー: でも、その「気負わなさ」が菊谷組の良さかもしれないですね。 最後に、進路に悩んでいる高校生に伝えたいことはありますか?
菊谷専務: そうですね。うちの会社の成り立ちがこんなんですから、「最初からやりたいことが明確になくてもいい」ってことです。 いろいろやってみて、たまたま残ったものが自分の仕事になることだってある。 流れに身を任せて、とりあえず目の前のことをやってみる。 菊谷組は、そんな「ゆるっとした生存戦略」で生き残ってきた会社なんで、君らもそんなに焦らんでええよ、と言いたいですね。
インタビュアー: 「たまたま残った」が、100年近く続く仕事になることもある。 夢が見つからなくて焦っている高校生にとって、これ以上ない励ましかもしれません。 専務、面白いお話をありがとうございました!
いかがでしたか? 「うどん屋」だったかもしれない菊谷組。 そんな「なんとかなる精神」が流れている会社だからこそ、社員ものびのび働けるのかもしれません。
「とりあえず話だけでも聞いてみるか」 そんな軽いノリでの会社見学、大歓迎です!待ってます!




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